060 3月1日 出12:29-51ルカ15ヨブ30Ⅰコリ16
出エジプト記12章29節~51節……主は出エジプトを果たしたイスラエルのために寝ずの番をされたとあります。主はご自身の民に危害が加わらないように、夜の闇の中、長い時間をかけて、民を守ってくださいました。イスラエルが過越の祭りにおいて主のために寝ずの番をするのが常となったように、私たちもまた、24時間のみ守りの中支えられているものであることを覚えたいと思います。 ルカの福音書15章……イエスさまは不満を持つ宗教指導者たちに対し、3つのお話をされました。いずれもいちばん語っておられることは、神さまのみこころです。失われていた者が戻るということはどれほど神さまにとってうれしいことか! 私たちが自分や教会の成長、伝道ということを考えるにあたって、真っ先に念頭に置くべきは、失われた者を捜しておられる神さまのみこころです。 ヨブ記30章……目下の者たちから嘲りを受ける身となったこと、御父がお見捨てになったこと……ヨブのこの姿は、イエスさまの十字架を望見しているかのようです。しかし、ちがうところがあると知れば、ヨブは罪人であること、被造物であることを心から自覚する必要のある存在であったということです。ヨブが「今、私のたましいは自分に注がれている」と告白するとおり、自分の悲惨さ、それに対する神さまの非情さばかりを述べていますが、神さまのいつくしみ、あわれみ、愛に目を留めてその素晴らしさを告白するには、なおもうしばらくのお取り扱いを必要としていました。 コリント人への第一の手紙16章……この箇所を読むと、パウロがコリント教会に対し、格別な配慮をしていることが読み取れます。ここでパウロは、傲慢な聖徒のもとに鞭を持って行きましょうか、という激しいことばを用いず、コリントの聖徒たちを心から愛する思いで訪問しましょうと言っています。私たちは時に兄弟姉妹を愛するゆえに厳しいことばをかけますが、最後は受け入れる愛、仕える愛に至ってしかるべきです。 <祈りの課題>インターネットで宣教をする働き人たちのために。