012 1月12日 創13マタ12ネヘ2使12

創世記13章……アブラムは、ロトに選択権を手渡しました。ロトはアブラムの、そんな親心にも似た気持ちを知ってか知らずか、「自分のために」土地を選びました。アブラムはそのために、ロトが選んだ土地ほどには潤っていない土地を選ばざるを得なかったようでしたが、主はその土地においてアブラムのことを祝福すると約束してくださいました。人に譲るために損を見ることも私たちにはありますが、そのような損を見ている中で、私たちは無から有を生み出してくださる主のみわざを体験します。

マタイの福音書12章……御霊に対する冒瀆、聖霊に逆らう者は絶対に赦されない、という、絶対的にきびしいおことばが出てきます。私たちはこのことばをとても気にしてはいないでしょうか。しかし、御霊に対する冒瀆とは、ちょっとやそっとのことを指しているのではなく、それこそ、赦される余地もないほど恐ろしい罪です。言うなれば、イエスさまを主と告白させてくださる霊に逆らうことであり、イエスさまを悪魔呼ばわりすることです。これはどれほど恐ろしいでしょうか。そのようになる前に、私たちは霊的に悪い、暗い状態に陥らせるあらゆるこの世の文化、またオカルト的なものを、身の回りから遠ざけ、自分自身も遠ざかる必要があります。

ネヘミヤ記2章……ネヘミヤはエルサレム崩壊の知らせを聞いて、悲しみの中にありましたが、その悲しみが王にさとられるという、献酌のプロとしてきわめてよくない状況になってしまいました。しかし、ネヘミヤはこのとき主に祈り、勇気をもってその悲しみの理由と、自分のしたいことを王に告げました。すると王は聞き入れてくれました。世の人たちは、主のみこころが成らない、主のみこころが汚されることに対する悲しみを私たちが持つことに、けっして無理解ではありません。ただ、状況を打開するために世の人たちの理解を得るためには、やはり何よりも、お祈りすることが必要です。

使徒の働き12章……その絶大な権力で使徒ヤコブを葬り、ペテロも葬ろうとしたヘロデ王は、神さまにさばかれて死にました。実に、世の権力、とりわけ、教会に魔の手を伸ばすような権力は、主の御手に握られています。私たちもそのような反キリストの勢力によって、たいへんな目、怖ろしい目にあうこともあるでしょう。しかし私たちは落ち込んだままでいることはありません。その勢力を統べ治める神さまを信じ、その御手にすべてを委ねてまいりたいものです。

<祈りの課題>キリスト教会を迫害する世のあらゆる権力、政治体制に、主のご介入がありますように。

<明日の聖書通読箇所>創14、マタ13、ネヘ3、使13

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