001 1月1日 創1マタ1エズ1使1
みなさま、あけましておめでとうございます。 今日からさっそく始まります聖書通読、しっかり励んでまいりましょう。 創世記1章……世界のはじめを聖書はこのように描いています。世界とは偶然にできた物ではなく、創造主なる神さまのみこころによって「つくられた」ものです。私たち人間は、世界がすべて整った最後に創造されましたが、これは逆に考えたら、「世界は、人間のためにすべての環境が整えられた」ということになります。私たちがいのちを粗末にしてはならないのも、環境を保全しなければならないのも、そういう理由からです。 マタイの福音書1章……実に多くの人物の系図が新約聖書の最初に登場しますが、この系図は14代たってダビデで隆盛を極めます。その後は王政の14代(これは親子でひとつひとつ代数を数えているわけではありません。省略されている王もいます)、無名の人物の14代が続きます。この系図は、イエス・キリストというお方が、アブラハムの子孫、ユダの子孫のユダヤ人、ダビデの子孫、そして、無名な人の子孫としてお生まれになることを示しています。 エズラ記1章……直前までの歴代誌第二を読めばわかるとおり、ユダ王国は偶像礼拝に対するさばきを神さまから下されて、異邦バビロンにおもだった者たちが連行されていきました。しかし時が満ち、バビロンに代わって権力を掌握したペルシアのクロス王は、バビロンによって破壊されたエルサレム神殿を再建せよとの勅令を下します。実に神さまは、世の権力者を用いてもご自身の栄光を顕される方です。 使徒の働き1章……使徒たちはイエスさまを天へと見送りました。しかし、イエスさまは再びおいでになると彼らは御使いに告げられました。ここからキリストのからだなる教会はスタートすることを考えると、教会は最初から、再臨を意識する形でスタートしており、聖徒たちはすべからく、再臨を心に留めながら信仰生活を送るべきであるというメッセージを受け取っているようです。今年は昨年よりもなお主の再臨を待望しましょう。 <祈りの課題>今年、新型コロナウイルス流行が奇跡的に収束しますように。私たちが、世界の人々が、感染症から守られますように。 <明日の通読箇所>創2、マタ2、エズ2、使2